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高校授業料無償化でどうなる?No.1

地方では公立高校の存在意義が東京や大阪の大都市とは違うと思いますが,

もともとこれらの大都市は,私立高校には比較的裕福な家庭の子どもさんが行き,そうでない家庭の子どもさんが公立にいくという傾向があったと思います。

一方地方では,伝統ある公立高校が今までは人気でしたが,最近では生徒数減少の上,私立も生徒確保に力を入れて,特別コースを作ったり,特待生制度を設けたりして優秀な生徒を増やしています。

その結果,岡山県でも,伝統校が定員割れや倍率の低下を起こしています。

地方では,学校は地方の中心市部に集中し,過疎化が進む地域では家の近隣にある公立高校はなくなり,学校の統合や廃校が加速され,通学に時間と費用がかかるようになるでしょうね。通学費用は無償ではありません。

学校を設置している県や市の財政負担は確かに減るでしょうが,高校無償化が決まっていない現在でも,私立の学校にも奨学費が国や県から支給されています。

一方で,公立高校は何をしてきたのでしょうか?

何かをしてきたとしてもあまり成果は出ていないような気がしますが。生き残りをかけて学校を作っていかなければならないのですが・・・

はたして,高校無償化の行きつく先はどうなるのでしょうか?


ヤフーニュースより以下転載


「異常事態です」大阪公立2番手校で、まさかの倍率1倍割れ 寝屋川ショックに広がる波紋

3/9(日) 19:15配信

産経新聞

大阪府教育庁

「異常事態ですよ…」。12日に学力試験が実施される大阪府内の令和7年度公立高校一般選抜で、伝統校で倍率が相次いで1倍を下回る事態になった。大阪府民はこれまでは公立志向が強いともいわれていただけに、教育関係者を中心に衝撃が広がる。特に「寝屋高」の略称で地域の進学校として根強い人気を誇ってきた寝屋川高の1倍割れにはSNS上でも「まじか」「あまりに衝撃的」といったコメントが相次ぎ、さながら〝寝屋川ショック〟ともいえる波紋が広がっている。


【ひと目でわかる】「これほどとは…」大阪府、「私学無償化」策の波紋

7日夜に発表された一般選抜での各校の倍率。SNS上では寝屋川(0・94倍)、八尾(0・99倍)、鳳(0・94倍)といった高校に注目が集まった。

SNSには悲鳴にも近いコメントが並ぶ。「1・0倍を割るなんて、本当に異常事態ですよ…」「府立高校の名門やのに」「寝屋川高校定員割れはえぐいな」-。

寝屋川は明治42年創立の高等女学校が前身。八尾、鳳はそれぞれ明治28年、大正11年に設立された旧制中学の流れをくむ、3校とも100年以上の歴史を持つ伝統校だ。

それぞれ出身者には、寝屋川はお笑いコンビ「ハイヒール」のリンゴさん、中司宏衆院議員、八尾は俳優の青木崇高さん、鳳は日本維新の会の元代表、馬場伸幸衆院議員がいる。

3校とも毎年、関西の難関私大「関関同立」などの大学に多くの合格者を輩出する進学校。超難関大への高い進学実績を誇る文理学科を設ける府立トップ校を狙う受験生が次に選ぶ「2番手校」という位置づけで人気を集めてきた。


府立学校条例では、3年連続で募集人員を満たさず、改善する見込みがない場合、再編整備の対象にするとしている。定員割れは統廃合の懸念につながり、鳳は2年連続で1倍を下回っていることから、その不安が現実的になりつつある。

府では、国の就学支援金制度に独自で上乗せして所得制限を撤廃し、私立を含めた高校授業料無償化を令和6年度から段階的に実施。学費負担の軽減に加え、府内の私立は合格発表が2月中にあり、早めに進路を決めたい要望から私立志向が強まっている。

こうしてみると、私立人気の高まりを受けた公立凋落の典型例といった構図だが、寝屋川、八尾については別の事情もある。


令和4年度に寝屋川は1・47倍、5年度に八尾が1・41倍の高倍率となり、募集人員を6年度から寝屋川が360人、八尾が320人に変更し、ともに定員を40人増やしていたところだった。こうしたことが、倍率の1倍割れにつながった側面もあるかもしれない。

 
 
 

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